少女終末旅行の最終話を読んだ

以下ネタバレを含むみます。

第 42 回を読んだが、彼女らが命をかけて目指していた場所には何もなかった。

余りに何も無いので、チトが弱気になって、「これで正しかったのか」と不安になる。彼女は最上層に登れば何とかなる可能性を信じていたと思う。

ユーリは「絶望と仲良くなる」という様な表現をするところから、とにかく「今」を必死に生きているのだなと、改めて思い知らされた。

そんな 2 人だから、色々と失っても何とか最上層までたどり着けたのだと思う。でも、そこには何もなかった。死の世界だった。

まともな食料もなく、おそらく彼女らの命はまもなく尽きてしまい、地球上から生命は消えてしまうのだろうが、ユーリの「生きるのは最高だったよね」と言う言葉は重いと感じた。

彼女らの旅行はまさに人生で、苦境とも思える環境の中で、その瞬間瞬間を楽しんでいたのだろう。

これは現在の社会でも当てはまるのではないかと思う。

例えば人生の目標が設定できずに「なんのために生きるのか」という生きる意味を問うてしまいがちなタイプの人間はいる。かくいう私がそういったタイプである。

そうで無くても生きづらい現代、こう言うタイプはエクストリームに生きづらいこと請け合いな訳であるが、ここでユーリの「生きるのは最高だったよね」という言葉が突き刺さるのである。

そんな先のことを考えずに (結局死んだら最上層のように何もない世界だ) 、少なくても死んでいない「今」をもっと気楽に楽しめば良いのである。おそらく作者が伝えたいところもそういったところにあるのではと思う。

だけど、これが結構難しいのだけれどね・・・。

※最終話が「42 回」なのは狙っているのだろうか、偶然なのだろうか。

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