The X-Files 2016 を観ましたよ

The X-Files の新作ミニエピソードである、「The X-Files 2016」の BD の予約をしていたものが届いたので観ました。

本身にシリーズの OP が、TV シリーズのシーズン 1 からシーズン 7 まで使用していたものだったのも、良く解っているなぁ、という感じです。しかし、OP のモルダー、スカリーと本編の彼らとは 25 年程度の開きがあるんですよねぇ。やはり年月が経過するというのは若干残酷なことです。ですが、やっぱりモルダーはモルダー、スカリーはスカリーでした。

以下、ざっと 1 回観た簡単な感想です。ネタバレを含みますので、未見の方はご注意下さい。

「X-ファイル」新作にエイリアンは登場せず「でも怖くて良い作品」。 | Narinari.com」の記事の通り、2015 年の冬には、スカリー役のジリアン・アンダーソンが、新作にはエイリアンは登場しない、と述べていて、映画 2 作目でも出てこなかったので、「まぁ、神話系のエピソードは深くやらないのかな」程度しか思っていたのですが、まさかこう来るとは。

「#01 闘争 Part.1」で、実は、The X-Files シリーズで、宇宙人の仕業と思われていた現象は、宇宙人の技術を奪った闇のシンジケートによるもので、彼らの地球征服計画の一環であることが明かされます。

ここで、ロズウェル事件の描写があるのですが、確かに宇宙人は出てきます。でもすぐに人類によって銃殺されてしまい、以降生きた宇宙人が出てきたりはしません。

ここで、視聴者も、モルダーですらも今まで信じていたことが崩れ去るという経験をします。(だって、じゃあ The X-Files 映画第一弾終盤の南極大陸の宇宙船はどう考えたら良いんだ、とか未だに感じています)

「#02 変異」は、遺伝子実験エピソードで、#01 との関連性をうかがわせる内容で、これを 2 話目に持ってきてたのは正解だったと思います。(当初は 5 話の予定だったそうで)

「#03 トカゲ男の憂鬱」は、いわゆるファンタジー回ですね。実際のモンスターが、人間の姿になったら、人間の煩悩に悩まされると言うところが、実にユニークでした。

「#04 バンドエイド・ノーズ・マン」については、ある意味 The X-Files の単話エピソードらしい話数です。念が連続殺人鬼を生み出して、もはや誰も止められない。

「#05 バビロン」では、モルダーの見た幻影の中で、ローン・ガンメンが登場します。さすがに TV シリーズで丁寧にヒーロー的に亡くなった事を無かったことにする、と言うことがなく、この登場の仕方はこれで良かったと感じました。現在であることを強調するかのように、イスラム過激派によるテロという難しい題材を選んでいるのですが、視点としては割と中立であったと思います。

そして問題の最終話、「#06 闘争 Part.2」です。OP の最後の文字が「This is the end」。でもこれは The X-Files の終わりと言うことでは無いと思います。

この回も驚きの連続ではあるのですが (レイエス元捜査官も出てくる、意外なポジションで) 、シガレット・スモーキング・マンらの闇のシンジケートの計画が発動し、彼らの陰謀でモルダー含む多くの人が感染症を起こし、さあモルダーは助かるのか、と言うところで、まさかの「フラッシュフォワード現象 (*1)」を発動して終わりです。

多分、作品を観ていた人にとっては「なぜここで終わるのか」と感じるでしょうが、これはよくある (可能であれば) 続きを作る余地を残すための演出だと思います。実際、BD のブックレットによれば、本ミニシーズンは全 7 話予定で、7 話目はスケジュールが確保出来なかったためないとのこと。

クリス・カーター氏の頭の中には、あの後の展開は確実に存在しているでしょう。いつの日か、それを観ることができたらなぁと思います。

と言うわけで、駆け足ですが、一通り The X-Files 2016 を観てみての短い感想でした。もうちょっとじっくりと掘り下げて観るとまた違ったものが見えてくるのかもしれないです。

(*1) フラッシュフォワード現象: 以前私が観た、米国 TV ドラマの「フラッシュフォワード」が、非常に中途半端な状態で終わったことにちなむ。と言うか、こちらも 2 期を期待していたのだけれど、どうなっているのだろうか。

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