映画「エリジウム」を観た

「第9地区」と同じ人が監督をしている映画、と言うこともあって気にはなっていたのですが、BD を借りてきて観てみました。(ややネタバレあり)

劇中で描かれる 22 世紀中旬の科学力って凄まじいです。でも、このまま貧富の差が激しく二極化していけば、もしかしたらそういった未来があるのかも知れないと思わされる本作。

現実世界でも既に、米国では超富裕層の行政区が独立したりとかあるので、本作はそれを国家レベルまで突き進んだらこんな感じ、という世界観でお話は進みます。

あらすじは省略して、小道具として、攻撃時の刀ややたら未来的な手裏剣、エリジウムのコンピュータ区域と思われる部分に桜など、微妙に日本的な物が出てくるなぁ、と感じました。監督が日本文化好きなのでしょうか ?

最終的には一見、最も適切な方法で解決したように終わります。

が、あの医療技術に代表される魔法のような技術は相当エネルギーを消費しそうだし、エリジウム市民の世話はドロイドというヒューマノイド型ロボットがサポートしていて、これもエネルギーや物資の消費が多そう。

結局のところ、「理想郷」を全員に開放したとしても、エネルギーや物資の問題で、人類全員が救えるとはとうてい思えません。

そもそも、あの理想郷は、多くの貧困層による生産物を、ごく一部の富裕層が独占的に使用することで成り立っているのだろうし、一見、みんなが助かるみたいな感じで終わっているけど、多分そんなことは無いんだろうなぁ、とぼんやりした頭で思いました。

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ところで、エリジウムって、地球からの資源調達をカットすれば案外簡単に終わってしまうのでは無いのでしょうか。そういう方面から「理想郷」が壊れていくお話もあっても良いなぁ。

あと、日本語吹き替え、原発事故の影響からか「radiation」が「照射線」と訳されているが、そこは別に正しく「放射線」で問題ないのではとも感じました。