「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」Web 配信版 14 〜 16 話を視聴した

TV 放映の 13 話で、実の兄妹である、桐乃が京介に対して、とにかく「好き」という事は明かされているわけだけど、以下ネタバレ有り。

2013/08/18 に配信された

  • #14「俺が彼女に告白なんてするわけがない」
  • #15「俺の妹がこんなに可愛い」
  • #16「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」

の 3 話において、それが両想いの「恋愛」まで昇華してしまう。

京介なんて、桐乃に「俺と結婚してくれ!!」。告白してきた女の子を全員振ってまで。いったい何がそうさせたのか。事実上、冷戦期間中は家庭内別居みたいなものだったのに。

京介の心境の変化については、ここが実は重要なポイントでは無いかと思われるのである。

普段から、そこそこ仲が悪くも良くも無い兄妹関係であったなら、当たり前に良くも悪くも妹の日常を見ているわけで、そんなところから恋愛感情なんて沸くわけが無いのである。

ところが京介は、冷戦期間中においてはほぼ同居している他人ぐらいの感覚であったと推測される。つまり、知り合いではあるが、家族程度までは深い関係では無い「女の子」という認識も成り立つ。そこへ来て、1 期からの妹の「人生相談」を繰り返しているうちに、情が移って次第に恋愛感情に移行していったのだろう。

桐乃の方はもともと好きだった「がんばる兄貴」が帰ってきたので、嫌いになる理由なんて無い。お互い不器用なので、なかなか相手のその気持ちに気づけなかっただけで。

とにかく、本アニメーション作品は、ちゃんとエンディングを迎えられたことは良かったのでは無いかと思う。

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さて、その他の見所としては、なんと言っても、桐乃と麻奈実の対決であろう。小説版を読んでいたので、これほどの凄い「決闘」になるとは思わなかった。麻奈実は常識人だし、幼なじみである故、桐乃に勝てる算段があったのかもしれない。だが、京介の想いの前には、麻奈実がいくら正論を言ったところで、今さらながら告白しても断られ、諦めざるを得ないあたり、とても切ない。

黒猫に至っては、一旦京介と恋人仲になるものの、結果的にそれは桐乃の本当の気持ちを表に出させるためで有り、あえて同じ土俵で、京介が自分を選ぶか、桐乃を選ぶか、フェアな対決へと持ち込んだわけだ。結果敗れ去るものの、お人好しすぎるだろ・・・。違う側面から見ると、彼女が一番生真面目というか・・・。

加奈子については、アイドルを目指しているのに、舞台であんな事やっちゃって良いのか、あと振られた後えらくさっぱりしていたが、これはこれで性格がさっぱりしている彼女らしい。

あやせに関しては、TV 放送 #12 でたっぷり触れられているので、今回の配信版では出てきていない。ここで感想を述べるのは適当では無いかもしれないが、私個人としては、あやせを振るなんて京介のバカヤロー !!

あと、結局あの後、桐乃と京介の関係もそうだが、その周辺の人物との人間関係がどうなっているのだろう。おそらく桐乃のオタク仲間は特に変化は無いと思うけど。あやせもいきなり音信不通になるなんて無いだろうし、何しろ桐乃の友人だしこちらも問題ないだろう。

となると、麻奈実とはどうなんだろう。まぁ、彼女も常識人だしそういう事情であることがわかったら普通になるのでは無いかと思うが、若干黒い影を落としてしまうことになりそうな気がする。

先にも書いたとおり、エンディング後も全てが上手くいったわけでは無いだろう。あの先を想像すると、色々考えてしまう。

しかし、うやむやなエンディングにせず、原作どおりとしたアニメスタッフを、その原作の伏見氏を賞賛したい。

アニメは 1 期 1 話から、原作は 11 巻という変則的な入り方をしているが、作品全体を通して、コメディ的要素が多い中、人間関係もきっちり描けていて、とても楽しめた。

落ち着いたら、原作をちゃんと読んでみたいと思う。

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余談ではあるが、アニメーション版では、あやせがストーカーされる事件がその描写があるにかかわらずスルーされているところが気になったが、ひょっとして、アニメ化の余地を残していたりするのだろうか ? 期待して良いのか。

なお、桐乃以外でエンディングを迎えたかった方は、きっと「俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブルが続くわけがない」をプレイすると幸せになれるかもしれない。