iPhone 4S を iOS 6 にアップグレード

マップの大幅劣化、YouTube アプリの削除などでいろいろ言われている iOS 6 ですが、表題の通り、iPhone 4S の iOS を 6 へとアップグレードしました。

■デメリット

まずは、既報の通り、マップはひどいです。正確に言うと、マップアプリのデータ。
鉄道網が軽く扱われすぎていて、ある程度の縮尺まで拡大しないと路線図が出ないという、意味不明な仕様です。
乗り換え案内などは、もともとサードパーティ製のアプリを使用していたので、そのあたりは問題ないのですが。(しかし、iOS 6 のタイミングに合わせたかのように、Google Maps の乗り換え案内でバスにも対応したのは、結構悔しい)
マップのデータで唯一改善されていたのは、自宅付近の航空写真の解像度が上がったぐらいだという。(汗)

※と言うか、車社会なアメリカ人がマップをデザインすると、道路メインになるよね・・・。

代替アプリで、マップ単体としては何とかなりますが、アプリからマップの API を利用しているような場合は、Apple 謹製のマップアプリが開いてしまうので、やはりこの部分は早急な改善をすべき点だと思います。

※ちなみに私が利用している、マップの代替アプリは、「地図マピオン」です。

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YouTube アプリに関しては、そもそも iPhone で YouTube を表示する機会ってそんなになかったので、ブラウザで見るか、Google が新たに出した「YouTube」アプリでいいかなぁ、と思います。

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これは、うちのネットワークだけかもしれませんが、iTunes が iOS 6 デバイスを見つけることが出来ず、Wi-Fi での同期が上手くいかない現象も確認しています。

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で、現状 2 日使った段階では、iOS 6 の大きな問題点としては、上記の 3 つぐらいしかないんですよねぇ。特に、文字入力がもっさりしたとかそういうこともなく、どちらかと言うと、デメリット部分を上回るメリットも多いです。

■メリット

例えば、「おやすみモード」。これは指定時間帯において、電話の着信を制限する機能なのですけど、「よく使う項目」のみ着信許可や、何度もかかって来た場合のみ着信を許可したりなど、細かい指定ができて良いです。

ただ、これもちょっと問題があって、「おやすみモード」終了時刻に自動的に解除されてしまい、いちいち再設定しない点が面倒です。
また、設定時にバグっぽい動きがあって、一旦おやすみモードの設定を変更すると、おやすみモード自体が解除されてしまうような動きも見受けられました。

※上記訂正 (2012/09/29)
おやすみモードを設定したままだと、確かに終了時刻になるとお月様のアイコンが消えますが、設定した時刻になると自動的にまたおやすみモードに入ります。失礼しました。(ここまで訂正)

あとは、着信時のバイブレーションもカスタマイズできるようになっています。これで、マナーモード時でもある程度何が着信したのかわかります。

iPhone 4S ではカメラアプリでパノラマ写真も取ることができます。

「設定」に「プライバシー」が追加され、サードパーティ製アプリの iPhone に保存されている個人的なデータへのアクセス制限を細かく制限することができるのも良いと思います。(サードパーティ製アプリが、iPhone のアドレスブックや、カメラロールに初めてアクセスしようとすると iOS 側からまず確認がある。これで意図せずアプリ側でデータ収集されることを防ぐことができる。)

■謎機能

よくわからない機能として、画面上部のステータスバー部分の色が変わる機能が実装されているようですが、これはなんの意味があるのか・・・。この挙動は、「iOSアプリ開発日記 百折不撓 » iOS 6 のステータスバーはアプリに合わせて色が変化 – ULTRA-PRISM(ウルトラプリズム)」さんに記載されている通りみたいです。

その他、ミュージック再生画面もデザインが微妙に変わっています。シャッフルやリピートのボタン色が橙色に変わってますね。この変更に意味はあるのか謎です。

「こういう機能を実装する前に、マップのデータを何とかしてくれ」という思いにかられるのは私だけでしょうか ?

シャッフル再生についても、一回シャッフルして順番が決定すると、常に同じ順で再生するという、それはシャッフル再生というのか、というiPod touch 初代からあった謎仕様も健全です。

■結論

マップ (アプリ内マップを含む) と YouTube をフル活用しているしているユーザ以外は、iOS 6 導入のメリットは、それなりにあるのではないかと思われます。

逆に言うと、これらをフルに使用しているユーザは絶対にアップグレードすべきではないと感じました。

ハードウェア面では私が使用しているサードパーティ製のリモートコントローラなどは問題なく動いており、今のところ問題無さそうです。

今回の iOS 6 ですが、なんというか、得られるものも多いけど、失うものはそれなりという、結果機能的にはフラットなアップグレードという印象を受けました。

とにかく、どうしても受け入れがたい不満点などがあれば、「アップル – iPhone – フィードバック」から直接 Apple にフィードバックすれば良いと思います。

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ところで、私はいきなり iPhone 4S に iOS 6 を入れるのは、あまりにも酷かった場合悲惨 (iOS のダウングレードは難しい) なので、手持ちの iPhone 3GS (まだ iOS 6 のサポート対象 !! 初代 iPad は対象外なのに・・・) をまず iOS 6 にアップグレードしてみてから、一応の納得をして、iPhone 4S もアップグレードしました。

それでもやっぱり若干早まった感はありますねぇ。(^_^;) (特に Wi-Fi 同期が出来なくなった点が・・・。)

なお、iPad 2 については、当面、iOS 5 のままで利用するつもりです。こちらは、iOS 6 にすると失うものが大きすぎると感じます。