まんがタイムきららカリノ Vol.1 の感想

書店で、目的のキルミーベイベー 4 巻と並んで横に売っていたので、一緒に買ってきた。

全ての作品を読み終わったので、それらについて短い感想を書いてみたいと思う。

  • マドの向こう側 (青樹うめ)

    何故初対面の人が、学級委員に推薦してくるのか、まさに読んだ後は京と同じ感覚だ。あおりの「少し不思議な少女の青春」も、少女が不思議なのか、少女の青春が不思議なのか、意味深だ。

  • あるてぃめっとエチュード (月神るな)

    どんだけ、主人公は偏った本を読んで知識を得たのかと。しかし、家出 (と言っても、主人公知識による家出なのかもしれないが) して一般の学校に入るとか、世間知らずのお嬢様のなせる技か。まぁ、ギャグ漫画である。

    そういえば、筒井康隆の小説で、「霊長類南へ」と言う作品があるのだが、くだらない理由で全面核戦争に陥った世界で、主人公の婚約相手のお嬢様に逢いに行ったところ、彼女の部屋には性的知識に関する本ばかりで、極限状態の彼女が主人公に性的な意味で襲いかかる、と言うのを思い出した。

    まぁ、あまり偏った本ばかり読んでいると、考えがゆがむよなぁ。

  • A チャンネル (黒田bb)

    本編を読んでいないのであまり詳しくはないが、過去話しのようだ。トオルって子、ルックスと言い、名前と言い、男の子かと一瞬思う。

  • こいこいドロップ (Kona)

    押しかけ女房の人が、一瞬お団子結っていないアッカリーンかと思ったが、よく見たら違った。きっかけが唐突な上、その後の展開が中学生の妄想みたいで面白い。

    それにしても、この手のジャンルは決まって、押しかけてくる女の子は大抵かわいいが、もしも不細工であった場合はどのような展開になるのか気になる。

  • コイノボる (カヅホ)

    どうしてもキルミーベイベーと比較してしまうけれど、キャラクターの頭身がよりリアルに近いなど、作風がちょっと違う感じで新鮮だった。ちゆきが意中の人に想いを伝える手法に、ほんの少しやすな成分が垣間見られるが、それ以外は至って一般人だと思う。

    いろんな事を考えて、回りくどい方法を実行するぐらいなら、ダイレクトに気持ちを伝えた方が手っ取り早いのだが、なかなかそれが出来ないのはよく分かる。

  • 私たちのせんせい。~歩の場合~ (ゑむ)

    うーん、甘い話だ。彼女からしたら恐らく初恋なんだろうが、残念ながら実際はほとんどの場合実らないのだ。

  • 漠然とした (大沖)

    絶賛レベル。たぶん自分自身、主人公と考え方がほとんど同じである、と言うところで、こちらの心を見透かされたような感じがしたからだと思う。少なめのページ数なのに、読み手の心にここまで何かを感じさせるのは、並大抵のことでは無いと思う。

  • 恥ずかしがりやのお姉さんはいかが ? (那岐山)

    妹よ、普通にバイトに休みの連絡を入れるべき。

  • ぐだぐだスープレックス (Peg)

    何故か本作のみ 2 話掲載。シノブがダメになって行く様が描かれるのだろうか。と言うか人間誰しも本当はダラダラしたいはず。

  • クロノヒメ (雛咲)

    生徒会 vs 謎の組織的なファンタジー学園もの。最後の台詞は一瞬出てきたツインテールの子が発したものか ?

  • ひよこのみ (Toもえ)

    一瞬シリアスかと思わせといてギャグとか反則だ。意表を突かれて結構面白かった。風紀委員が一番変態とか。

  • 誰かの為の彼女の機械 (笠)

    タイトルが妙にリズミカルだなと思ったら音節が 7 、7 だった。なんだか童話みたいなお話だ。

  • ぶらっくろにくる - 中 2 病男子と恋する方法 - (むらたたいち)

    面白い。中二病の人って自宅でもそれを維持したままと言うイメージがあるが、そう言う事もないのか ? 黒須の自宅部分の言動にリアリティーを感じる。

  • 蚕の空 ~ human race ~ (ゆーげん)

    色々設定がぼかされていて、現段階では、現在よりもはるかに時間が経過した未来である事、現人類はなにか悲劇的な事 (絶滅 ?) があった、と言う事がわかるまでである。ボイジャーが地球にピンポイントで戻ってくるあたりの理由は、なにか物語的に仕掛けがあるのかもしれず、今の時点でツッコミをいれるのは野暮と言うものだろう。

    ところで human race って人類って言う意味なんだな。深いサブタイトルだ。

全般的には、この雑誌自体が Vol.1 と言うこともあって、入学に関するエピソード、いきなり奇妙な事件が起こるエピソードと言うような、当たり前ではあるが物語のスタートを印象づけるものが多かった。

その中において、大沖氏の「漠然とした」については、上記にも書いたとおり、本当に絶賛レベルだと思う。

・・・

収録作品とは直接関係はないけれど、装丁が通常のコミックスレベルで雑誌としてはしっかりしてるのと、サイズがキルミーベイベー等の単行本と同一サイズ (ただしかなり厚みはあるが) なので、本棚にも邪魔にならず収納できるのは嬉しい。

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